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チェロを始めて「あがり症」と向き合うことになった話 ③

前回、勢いで発表会に参加する旨を発表。

そこから、曲選びが始まる。

チェロ男としては、なるべく「発表会映え」するような曲がいいと思っていた。

パッと思いつく曲もないが、みんなが知ってそうな簡単そうな、いわゆるポピュラーミュージックで参加できればと、淡い期待があった。

しかし、先生から告げられた言葉は

「今までやったことある曲から選びましょう。」

・・今までやった曲といえば、キラキラ星から始まり、「むすんでひらいて」、どこかのヨーロッパの民謡がほとんどで、ロングロングアゴーくらいはみんな聞いたことあるような曲だった。

先生も、まさか40のおじさんに「むすんでひらいて」はキツイと察してくださったようで、みんなが知ってそうなロングロングアゴーと、冬だから、という理由で「クリスマスの歌」の2曲を弾くことになった。

1曲だけでは一瞬で終わってしまうため、2曲での参加となったのであった。

本番まで3ヶ月余り。

曲が決まったのはいいが、これから本番への恐怖と戦うこととなる。

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